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論文「The Heat is On」がNDSS 2026に採録されました

2026.02.23

熱赤外カメラは、夜間・霧・大雨といった視界不良の条件でも人や物体を検知できることから、自動運転車やロボット、ドローンの認識系への採用が進んでいます。本研究は、自動運転で使われる3機種の熱赤外カメラ(FLIR Boson / InfiRay T2S / FPV XK-C130)の脆弱性を体系的に解析し、熱画像の階調補正(equalization)処理の欠陥に起因して認識が破綻することを示しました。

3種類の熱画像物体検出器と2種類の可視光・熱画像フュージョンモデルへの影響を評価したところ、歩行者検出の mAP が50%、フュージョンモデルでも45%低下しました。時速40kmまでの実走行試験では歩行者の見逃し率が最大100%、存在しない障害物を生じさせる成功率が91%に達し、その影響は攻撃終了後も数分間持続しました。対策として、攻撃由来のアーティファクトを動的に検知・抑制する3つの信号処理アルゴリズムを提案・評価しています。

【論文情報】
Sri Hrushikesh Varma Bhupathiraju, Shaoyuan Xie, Michael Clifford, Qi Alfred Chen, Takeshi Sugawara, Sara Rampazzi, “The Heat is On: Understanding and Mitigating Vulnerabilities of Thermal Image Perception in Autonomous Systems,” Network and Distributed System Security (NDSS 2026) Symposium, San Diego, CA, USA, February 2026.

NDSS 2026 公式サイト